HEAT ILLNESS / FIRST AID

「熱中症の初期症状は?」
「頭痛やめまいが出たらどうすればいい?」
「どんな状態なら救急車を呼ぶ?」

暑い季節に運動・屋外活動をするとき、特に知っておきたいのが熱中症の症状と応急処置です。

熱中症は屋外だけでなく、室内で発症することもあります。

大切なのは、症状が出てから「まだ大丈夫」と我慢することではなく、早い段階で運動や作業を中止し、涼しい場所へ移動して身体を冷やすことです。

また、自力で水分が飲めない、意識状態がおかしいなど重い症状がある場合は、飲み物を無理に飲ませず救急要請を優先します。

この記事では、熱中症でみられる症状、救急車を呼ぶ目安、応急処置、水分補給、運動時の予防について整理します。

この記事の執筆・監修
執筆:パーソナルジムBREEZE 高槻店
一般的な運動・食事サポート監修:
BREEZE高槻店 専門監修チーム

FIRST ANSWER

熱中症の症状|めまい・頭痛・吐き気だけとは限らない


暑い環境で「いつもと違う体調不良」が出たら、熱中症の可能性を考えて運動・作業を中止しましょう。

厚生労働省は、めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、頭痛、吐き気、倦怠感などを熱中症でみられる症状として挙げています。

代表的な症状には、

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 大量の発汗
  • 筋肉痛・筋肉のこむら返り
  • 手足のしびれ
  • 気分が悪い
  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 強い倦怠感・虚脱感
  • いつもと様子が違う

などがあります。

すべての症状が同時に出るわけではありません。

また、汗の量だけで重症度を判断することもできません。

EMERGENCY

こんな症状は救急要請を優先

119番通報を含め、すぐに救急対応を検討する状態

  • 呼びかけへの返事がおかしい
  • 意識がない・意識がもうろうとしている
  • けいれんがある
  • 身体が非常に熱い
  • 自力で水分を飲めない
  • 倒れている

特に、意識がない人や自分で安全に飲み込めない人へ、無理に水や経口補水液を飲ませないでください。

厚生労働省も、自力で水が飲めない・意識がない場合はすぐに救急車を呼ぶよう案内しています。

救急車を待っている間も、可能な範囲で涼しい場所へ移し、衣服をゆるめ、身体を冷やします。

FIRST AID

熱中症が疑われたときの応急処置

STEP 01

すぐに運動・作業を中止する

「あと少しだけ」「休憩まで頑張る」と続けないでください。

症状を感じた時点で活動を中止します。

STEP 02

涼しい場所へ移動する

エアコンが効いた室内や、風通しのよい日陰などへ移動します。

可能であれば暑い環境からできるだけ早く離れます。

STEP 03

衣服をゆるめ、身体を冷やす

衣服をゆるめて熱を逃がしやすくします。

厚生労働省は、首まわり・脇の下・足の付け根などを冷やす方法を案内しています。

冷たいペットボトルや保冷材などを利用できる場合は、皮膚を傷めないよう注意しながら使用します。

STEP 04

自力で飲める場合のみ水分を補給する

本人の意識がはっきりしていて、自分で安全に飲める場合は、水分・塩分や経口補水液などを補給します。

一度に無理に大量摂取するのではなく、状態を確認しながら補給します。

STEP 05

改善しない・判断に迷う場合は医療機関へ

涼しい場所で休み冷却・水分補給を行っても症状が改善しない場合や、状態が悪化する場合は医療機関への相談・受診を検討してください。

意識障害や自力で飲めない状態では、様子を見るのではなく救急要請を優先します。

DO NOT FORCE DRINKING

意識がおかしい人に水を飲ませない

熱中症では水分補給が大切ですが、誰にでも飲ませればいいわけではありません。

意識状態が悪い人や、うまく飲み込めない人へ飲料を無理に飲ませると、誤嚥する危険があります。

自力で飲めない場合は「飲ませる」より救急要請。

身体を冷やしながら救急隊の到着を待ってください。

HYDRATION

熱中症予防の水分補給|「全員1日○L」では決めない

旧記事では「食事以外で1日1,200ml」など具体的な量を一律に紹介していました。

今回の記事では、この固定値は使用しません。

必要な水分量は、

  • 体格
  • 気温・湿度
  • 運動量
  • 発汗量
  • 食事内容
  • 体調

などで変わるからです。

暑い環境では、喉の渇きを強く感じる前からこまめに水分を摂れるよう準備しておきましょう。

一方、心臓・腎臓などの疾患で水分量について医師から指示を受けている方は、一般的な水分補給量をそのまま当てはめず、医師の指示を優先してください。

WATER & ELECTROLYTES

水・スポーツドリンク・経口補水液はどう使い分ける?

「夏は水ではダメ」「毎日経口補水液を飲むべき」と一律には考えません。

普段の生活・発汗量が多くないとき
水や無糖のお茶などを日常の水分補給として利用できます。
長時間の運動・屋外作業など大量に汗をかくとき
水分だけでなく、発汗で失われるナトリウムなども考慮します。スポーツドリンク等が使いやすい場合があります。
脱水が疑われるとき
経口補水液が選択肢になる場合があります。ただし日常の水分補給として大量・定期的に飲む飲料とは目的が異なります。

高血圧・心疾患・腎疾患などで塩分・水分について制限を受けている方は、自己判断で摂取量を増やさないでください。

食事・水分・塩分について詳しくは、

熱中症対策の食べ物・水分・塩分の記事

をご覧ください。

WBGT

気温だけで判断しない|WBGT・熱中症警戒アラートも確認

旧記事では「室温28℃を目安」としていました。

しかし熱中症リスクは、気温だけで決まるものではありません。

暑さ指数(WBGT)は、

  • 気温
  • 湿度
  • 日射・輻射熱
  • 風など

暑熱環境に関わる要素を考慮した指標です。

暑い日に運動・屋外活動を予定している場合は、気温だけではなく、環境省の熱中症予防情報サイトや熱中症警戒アラートも確認しましょう。

「エアコンを28℃に設定すれば安全」という意味ではありません。
室内でも湿度・日当たり・換気・活動量などによって体感や熱中症リスクは変わります。暑いと感じる場合は我慢せず冷房等を適切に利用してください。

INDOORS

熱中症は室内でも起こる

「外へ出ないから熱中症にはならない」とは限りません。

厚生労働省も、屋外だけでなく室内で何もしていないときでも熱中症が発症することがあると注意喚起しています。

室内でも、

  • 室温・湿度が高い
  • 風通しが悪い
  • 強い運動をしている
  • 水分補給が少ない

などの状況では注意が必要です。

パーソナルジムなどの室内運動でも、体調・水分補給・運動強度を確認しながら行うことが大切です。

EXERCISE

暑い日に運動するときの6つの予防ポイント

① 暑さ・WBGTを確認する
気温だけでなく暑さ指数や警戒アラートを確認します。
② 体調が悪い日は無理をしない
睡眠不足や体調不良を感じる日は、運動量を下げる・休む選択肢を持ちます。
③ 飲み物を準備しておく
「終わってから飲む」のではなく、途中でも補給できるよう準備します。
④ 暑い環境で急に高強度運動を始めない
暑さに慣れていない時期は特に無理をしません。
⑤ 休憩を入れる
予定していたメニューをすべて行うことより、安全に運動を終えることを優先します。
⑥ 異変を感じたらすぐ中止する
「まだ動けるから大丈夫」と我慢しないことが重要です。

HEAT ACCLIMATIZATION

暑さには少しずつ慣れる|「とにかく汗をかく」ではない

人の身体には、暑い環境へ徐々に適応していく暑熱順化があります。

しかし、

「熱中症予防のために暑い場所でたくさん汗をかこう」

という意味ではありません。

気温が急に上がった時期などは、最初から長時間・高強度の運動を行わず、身体の状態を見ながら少しずつ活動量を調整します。

暑さに慣れるために体調不良を我慢する必要はありません。

SUMMER DIET

夏のダイエットで「水分を減らして体重を落とす」はしない

体重計の数字を一時的に下げるために、水分摂取を減らしたり、発汗を増やしたりする方法はおすすめしません。

大量に汗をかいた直後に体重が減っていても、その多くは水分変化です。

体脂肪が短時間で同じ量だけ減ったという意味ではありません。

夏のダイエットでも、水分を適切に摂りながら食事・筋力トレーニング・活動量を調整しましょう。


BREEZE高槻店のダイエット・食事管理を見る

BREEZE TAKATSUKI

暑い日のトレーニングは「予定どおり」より体調を優先

パーソナルジムBREEZE 高槻店では、その日の体調を確認しながらトレーニング内容を調整します。

暑い日の移動だけで疲れている、睡眠不足、普段より身体が重いという場合に、毎回同じ高強度メニューを行う必要はありません。

必要に応じて、

  • 重量を調整する
  • セット数を減らす
  • 休憩を長くする
  • ストレッチ・身体ケア中心へ変更する

など、その日の状態に合わせます。

BREEZE高槻店はJR高槻駅・阪急高槻市駅から徒歩3分の女性専用パーソナルジムです。

FAQ

熱中症の症状・応急処置についてよくある質問

熱中症の初期症状は何ですか?
めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉のこむら返り、気分不良、頭痛、吐き気、倦怠感などがあります。暑い環境で普段と違う体調不良があれば、運動・作業を中止して涼しい場所へ移動してください。
どんな状態なら救急車を呼びますか?
自力で水分を飲めない、意識がない・呼びかけへの返事がおかしい、けいれんなど重い症状がある場合は救急要請を優先してください。判断に迷うほど状態が悪い場合も、無理に様子を見続けないでください。
熱中症が疑われる人に水を飲ませてもいいですか?
本人の意識がはっきりしていて、自分で安全に飲める場合に補給します。意識状態が悪い、自力で飲めない場合は無理に飲ませず救急要請してください。
身体のどこを冷やせばいいですか?
厚生労働省は、衣服をゆるめて身体を冷やし、首まわり・脇の下・足の付け根などを冷やす方法を案内しています。
水だけでは熱中症対策になりませんか?
普段の生活では水やお茶を日常の水分補給として利用できます。長時間の運動・屋外作業など大量に汗をかく状況では、水分だけでなく失われたナトリウムなどの補給も考えます。状況によって使い分けましょう。
経口補水液は夏なら毎日飲んだ方がいいですか?
日常の水分補給として一律に毎日飲む必要はありません。経口補水液は一般的な飲料よりナトリウム濃度が高いものがあります。疾患等で水分・塩分の指示を受けている方は医師の指示を優先してください。
室内のジムなら熱中症になりませんか?
室内でも熱中症は起こり得ます。空調がある環境でも、運動強度、体調、水分補給などを確認しながらトレーニングしてください。

参考情報


厚生労働省「熱中症予防のために」


厚生労働省「熱中症が疑われる人を見かけたら」


環境省「熱中症予防情報サイト」


環境省「熱中症環境保健マニュアル」


日本救急医学会「熱中症診療ガイドライン2024」

※本記事は一般的な熱中症予防・応急処置に関する情報です。診断・治療を目的とするものではありません。意識障害、自力で水分を飲めない、けいれんなど重い症状がある場合は救急要請を優先してください。心臓・腎臓などの疾患で水分・塩分について指示を受けている方は、医療専門職の指示を優先してください。

SUMMER TRAINING

暑い季節こそ、無理をしない運動習慣を。

「夏までに痩せたい」と焦って、体調が悪い日まで無理に運動する必要はありません。

BREEZE高槻店では、現在の体調・運動経験・目標を確認しながら、一人ひとりに合わせてトレーニングを調整します。

パーソナルジムBREEZE 高槻店

JR高槻駅・阪急高槻市駅から徒歩3分
女性専用・完全予約制

30分マンツーマン通い放題・食事管理込み
ストレッチ・整体にも対応

TEL:072-669-8992
平日・祝日 10:00〜22:00
土日 10:00〜19:00
定休日なし

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