HOLIDAY WEIGHT GAIN & RESET

「お正月に2kg増えた」「数日食べすぎただけなのに体重が戻らない」「正月太りは何日くらいでリセットできる?」と焦っていませんか?

年末年始は、普段より食事・お酒の機会が増え、通勤や外出が減ることで活動量も変わりやすい時期です。

そのため実際に体脂肪が増える可能性はあります。

一方、数日間で増えた体重のすべてが体脂肪というわけでもありません。

食事量、炭水化物、塩分、水分、消化管の内容物などによっても体重は短期間で変動します。

だからこそ、正月太りを見て「すぐに断食しないと」「炭水化物を全部抜かないと」と極端な方法へ走る必要はありません。

この記事では、正月太りの原因、増えた体重の中身、何日くらいで考えるべきか、食事・運動をどう戻すか、次の年末年始に太りにくくする方法まで解説します。

この記事の執筆・監修
執筆:パーソナルジムBREEZE 高槻店
トレーニング・食事サポート監修:BREEZE高槻店 専門監修チーム
FIRST ANSWER

正月太りをリセットするなら「普通の生活に戻す」が最初

正月明けに必要なのは、食べなかったことにするための極端な断食ではありません。

まず普段の食事量・食事時間・睡眠・活動量へ戻し、その状態で1〜2週間ほど体重の推移を確認します。

数日間の食べすぎを取り返そうとして、

  • 丸1日食べない
  • 主食を完全に抜く
  • 突然毎日長時間走る
  • 極端に低カロリーの食事へ変える

といった方法を行う必要はありません。

大切なのは「正月だけの生活」をそのまま何週間も続けないことです。

HOW MUCH WEIGHT?

正月は本当に太りやすい?|研究でも祝祭期の体重増加は確認されている

「正月太り」は医学用語ではありませんが、クリスマスや年末年始などの祝祭期に体重が増えやすい傾向は研究されています。

2024年のシステマティックレビューでは、成人を対象とした観察研究で、12月の祝祭期間に平均約0.4〜0.9kgの体重増加が報告されていることが整理されています。

また日本・米国・ドイツの体重データを調べた研究では、クリスマス前後に日本の参加者でも平均約0.5%の体重増加が観察されました。

これは「お正月に全員0.5〜1kg太る」という意味ではありません。
研究対象や測定期間は異なり、体重変化には大きな個人差があります。「祝祭期は体重管理が崩れやすい時期」という傾向として捉えましょう。
NOT ALL BODY FAT

正月に2kg増えたら、2kg全部が脂肪?

そうとは限りません。

体重計が測っているのは「体脂肪だけ」ではなく、身体全体の重量です。

短期間の体重には、

  • 体脂肪
  • 体内の水分
  • 筋肉・肝臓に貯蔵されるグリコーゲン
  • 胃・腸の内容物
  • 便通

などが関係します。

年末年始は普段より食事量・炭水化物・塩分・アルコールなどが増えやすいため、これらの影響が重なることがあります。

数日で急に増えた体重を、そのまま「増えた脂肪量」と考えない。

ただし何週間もエネルギー摂取量が消費量を上回れば、実際の体脂肪増加も起こり得ます。

WATER & GLYCOGEN

炭水化物を多く食べると体重が増える理由

炭水化物から得た糖の一部は、筋肉や肝臓にグリコーゲンとして貯蔵されます。

グリコーゲンの貯蔵状態は、身体の水分量とも関係します。

そのため、普段より、

  • お餅
  • ご飯
  • 麺類
  • お菓子
  • 甘い飲み物

などが増えた後は、体脂肪の変化だけでは説明できない体重増加が起こることがあります。

だからといって、正月明けに炭水化物を完全に抜く必要はありません。

普段食べていた適量へ戻すことから始めましょう。

SODIUM & FLUID

おせち・外食の塩分でむくむこともある?

年末年始は、おせち、鍋、加工食品、外食、おつまみなどによって塩分摂取量が普段より多くなる場合があります。

ナトリウムと身体の水分バランスには関係があり、食事内容が急に変わった後は体重・水分量が変動することがあります。

ただし、

「たんぱく質と野菜・海藻・きのこを食べれば、塩分によるむくみが解消する」

とは単純には説明しません。

正月明けは「塩抜き」をするのではなく、普段の食事へ戻す。
極端な塩分制限や水分制限を自己流で行う必要はありません。
WHY IT HAPPENS

正月太りが起こりやすい6つの理由

01 / FOOD

食べる量が増える

家族・親戚との食事、外食、オードブルなど、普段より食事機会と1回の食事量が増えやすくなります。

02 / SNACKS

「食事以外」の摂取が増える

お菓子、デザート、つまみなどを長時間少しずつ食べることで、本人が思う以上に摂取量が増える場合があります。

03 / ALCOHOL

お酒の機会が増える

アルコールそのものにもエネルギーがあり、一緒に食べる料理・つまみが増えることもあります。

04 / ACTIVITY

日常の活動量が減る

通勤・買い物・仕事中の移動など、普段無意識に行っていた身体活動が休暇中に減る場合があります。

05 / SLEEP

睡眠時間・生活リズムが変わる

夜更かし・朝寝坊などで普段の食事時間や活動時間まで変わり、食生活を管理しにくくなることがあります。

06 / CONTINUATION

正月が終わっても生活が戻らない

数日のイベントより、その後も間食・夜食・運動不足などが続くことの方が長期的な体重増加につながりやすくなります。

HOW TO RESET

正月太りを戻す7つの方法

STEP 01

普段の食事時間へ戻す

「昨日食べすぎたから今日は食べない」ではなく、朝・昼・夜など自分が普段続けていた食事パターンへ戻します。

STEP 02

食事量を「正月前」に戻す

正月前に体重が安定していたなら、まずその頃の食事量へ戻します。ご飯を全員半分にする必要はありません。

STEP 03

毎食のたんぱく質を確保する

肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを取り入れます。たんぱく質だけで痩せるわけではありませんが、ダイエット中の筋肉維持や食事構成を整えるうえで重要です。

STEP 04

野菜・果物・豆類などを戻す

イベント食で減りやすかった食品を戻し、普段のバランスへ近づけます。特定の「デトックス食材」で正月分を排出する必要はありません。

STEP 05

歩く量・日常活動を戻す

いきなり長時間走る必要はありません。通勤、買い物、散歩、階段など普段の活動量をまず戻しましょう。

STEP 06

筋力トレーニングを再開する

休暇前から筋トレをしていた方は、通常のトレーニングへ戻します。正月太りを罰するような過剰な運動は必要ありません。

STEP 07

1日の体重だけで判断しない

同じ時間・同じ条件に近づけて数日〜1週間程度の推移を見ます。1日増えた・減っただけで食事を極端に変えないようにしましょう。

DON’T CRASH DIET

正月太りした翌日に断食した方がいい?

ダイエット目的で必須ではありません。

食べすぎた翌日に空腹感が少なく、自然に食事量が少なくなることはあります。

しかし「昨日3000kcal余分に食べたから、今日は何も食べずに帳尻を合わせる」のような極端な調整を繰り返す必要はありません。

特に、

  • 断食後に反動で大量に食べる
  • トレーニングで力が出ない
  • 食事を抜くことへの罪悪感・義務感が強くなる

のであれば、むしろ食事管理を続けにくくします。

正月太りのリセットは「食べない日を作る」ことではなく、「普通の日を取り戻す」こと。
PROTEIN

「良質なたんぱく質を食べれば痩せる」ではない

たんぱく質は身体づくりに重要ですが、

たんぱく質を追加すれば正月太りが自動的にリセットされるわけではありません。

普段より多い食事に、さらにプロテインや高たんぱく食品を追加すれば、総摂取エネルギーが増える場合もあります。

「追加する」より、1日の食事の中で適切に配置することを考えます。

CARBOHYDRATES

正月明けはご飯を半分にした方がいい?

全員が半分にする必要はありません。

体重管理には食事全体のエネルギー量が関係しますが、主食だけを極端に減らす必要はありません。

例えば、

  • 普段より大盛りになっていたご飯を通常量へ戻す
  • 餅を何個も食べる習慣を元へ戻す
  • 夜中の麺類やお菓子をやめる

だけでも年末年始との摂取量には差ができます。

筋トレをしている方にとって炭水化物はトレーニングのエネルギー源にもなります。

ALCOHOL

お酒が増えた人は「飲み方」も元へ戻す

忘年会・新年会でお酒の機会が増えた場合、正月明けは飲酒量・頻度も通常へ戻しましょう。

お酒を飲む時はアルコールだけではなく、

  • 揚げ物
  • おつまみ
  • 締めの麺・ご飯
  • 夜遅い食事

などが一緒に増えることがあります。

「糖質ゼロのお酒なら太らない」と一つの成分だけで判断せず、飲酒を含む食事全体を見ます。

EXERCISE

正月太りを戻すなら有酸素運動と筋トレ、どっち?

どちらか一つを選ばなくても構いません。

ウォーキングなどの有酸素運動
日々のエネルギー消費量を増やしやすく、運動を再開するきっかけにもなります。
筋力トレーニング
減量中の筋肉を維持するために重要です。長期的なボディメイクにも役立ちます。

正月休み中にほとんど動かなかったからといって、初日から大量の有酸素運動と高強度筋トレを同時に行う必要はありません。

普段の運動習慣へ段階的に戻しましょう。

HOW MANY DAYS?

正月太りは何日で戻る?

全員共通で「3日」「1週間」とは決められません。

なぜなら、増えた体重の中に、

  • 一時的な水分変動がどれだけ含まれるか
  • 実際の体脂肪がどの程度増えたか
  • 年末年始が何日続いたか
  • その後の食事・活動量

によって戻り方が違うからです。

水分・消化管内容物などによる部分は比較的早く変わることがありますが、実際に増えた体脂肪は数日で必ず元通りになるとは限りません。

「3日で絶対リセット」のような期限を作らない。
まず1〜2週間ほど通常の生活を続け、その体重推移を見てから食事量を調整する方が現実的です。
WEIGHING

正月明けは毎日体重を測った方がいい?

体重測定は、自分の状態を客観的に確認する方法の一つです。

ホリデー期間の研究では、定期的な自己体重測定を使った体重増加予防も研究されています。

ただし、毎日測ることが全員に向くわけではありません。

体重の数字によって強い不安・罪悪感が出る方は、

  • 週数回にする
  • 週平均を見る
  • ウエスト・写真・トレーニング状況も確認する

など別の管理方法もあります。

1日の数字に一喜一憂するためではなく、傾向を見るために測ります。

PREVENTION

次の年末年始に正月太りしにくくする7つのコツ

  • 普段の食事すべてをイベント食にしない
  • 食べたい料理は楽しみ、惰性の間食を減らす
  • お酒を飲む日・量を決めておく
  • 普段の朝食・昼食まで極端に崩さない
  • 散歩・買い物など外へ出る予定を入れる
  • 筋トレしている人は完全に何週間も休まない
  • 増えても「もうどうでもいい」と投げ出さない
「正月に1gも太らない」を目標にしなくて大丈夫です。

イベントを楽しみながら、休暇が終わったら通常生活へ戻れる仕組みを作る方が長期的には重要です。

COMMON MISTAKES

正月太りについてよくある8つの勘違い

  • 正月に2kg増えたら2kg全部が脂肪
  • 正月太りは全部むくみだから放置していい
  • 3日以内に戻さないと脂肪として定着する
  • 翌日は何も食べない方がいい
  • ご飯を半分にすれば必ず戻る
  • たんぱく質を多く食べれば正月太りが解消する
  • 有酸素運動だけ大量にやればいい
  • 1日の体重増減だけでダイエットの成功を判断する

短期の体重変化と、長期の体脂肪変化を分けて考えることが大切です。

WHEN TO GET MEDICAL ADVICE

「正月太り」だけでは説明しにくい体重増加は別に考える

食べすぎた後に少し体重が増えたというケースとは別に、

急激な体重増加に強いむくみ・息苦しさ・胸部症状などを伴う場合は、単なる正月太りと自己判断しないでください。

持病がある方、薬を使用している方なども、必要に応じて医療機関へ相談してください。

BREEZEは体重管理・運動・一般的な食事サポートを行うパーソナルジムであり、病気の診断・治療を行う施設ではありません。

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各プランに食事管理も含まれています。

「年末年始で体重が増えた」
「毎年1月にダイエットを始めるけれど続かない」
「食事をどのくらい戻せばいいか分からない」

という方も、正月に食べたものを責めるのではなく、現在の食事・運動・生活リズムを確認して、続けられる方法から整理します。

BREEZE高槻店のダイエット・食事管理について見る

FAQ

正月太りについてよくある質問

正月に2kg増えたら2kg全部脂肪ですか?
そうとは限りません。短期間の体重には体脂肪だけでなく、体水分、グリコーゲン、食事・消化管内容物なども影響します。ただし年末年始の高エネルギーな食生活が何週間も続けば、実際の体脂肪も増える可能性があります。
正月太りは何日で戻りますか?
全員共通の日数はありません。一時的な水分・消化管内容物による体重は比較的早く変わることがありますが、実際に増えた体脂肪はより長い期間で考える必要があります。まず通常生活へ戻し、1〜2週間程度の推移を確認しましょう。
正月太りした翌日は断食した方がいいですか?
ダイエット目的で断食する必要はありません。普段の食事量・食事時間へ戻すことを優先します。極端な制限でその後に食べすぎるのであれば、長期的な体重管理には逆効果になり得ます。
正月明けは炭水化物を抜いた方がいいですか?
完全に抜く必要はありません。年末年始に主食・お菓子などが増えていたなら、まず普段食べていた量へ戻しましょう。
むくみなら脂肪ではないので何もしなくていいですか?
短期的な体重増加に水分変動が含まれることはありますが、正月太りがすべて水分というわけではありません。食べすぎ・活動量低下が長期間続けば体脂肪も増えるため、普段の生活へ戻すことが大切です。
正月太りにはたんぱく質をたくさん食べればいいですか?
たんぱく質は身体づくりに重要ですが、多く食べるだけで正月太りが解消するわけではありません。主食・主菜・副菜などを含め、食事全体と総摂取量を確認しましょう。
正月太りにはウォーキングと筋トレのどちらがおすすめですか?
どちらも利用できます。ウォーキングなどで日常の活動量を戻し、筋力トレーニングを継続して筋肉を維持する組み合わせもおすすめです。
体重は毎日測った方がいいですか?
定期的な体重測定は体重管理に利用できますが、毎日必須ではありません。1日の変化ではなく数日〜週単位の傾向を見ることが重要です。数字によるストレスが強い方は頻度を減らしても構いません。
正月に食べすぎないためにはどうすればいいですか?
お正月料理そのものを禁止する必要はありません。楽しむ食事と普段の食事を分け、長時間のだらだら食い、お酒とつまみの量、活動量の低下などを意識すると管理しやすくなります。
毎年正月太りを繰り返してしまいます。どうしたらいいですか?
数日間の正月より、正月後にどれだけ早く通常生活へ戻れるかを重視しましょう。1月だけ厳しいダイエットをするより、年間を通して続けられる食事・運動習慣を作る方が重要です。
参考情報

Guerrero-Magaña DE, et al. Interventions for the prevention of weight gain during festive and holiday periods in children and adults: A systematic review. Obesity Reviews. 2024.

Helander EE, et al. Weight Gain over the Holidays in Three Countries. New England Journal of Medicine. 2016.

Turicchi J, et al. Weekly, seasonal and holiday body weight fluctuation patterns among individuals engaged in a European multi-centre behavioural weight loss maintenance intervention. PLOS ONE. 2020.

Kaviani S, et al. Daily Self-Weighing to Prevent Holiday-Associated Weight Gain in Adults. Obesity. 2019.

Shiose K, et al. Muscle Glycogen Assessment and Relationship with Body Hydration Status: A Narrative Review. Nutrients. 2023.

※本記事は健康な成人を中心とした一般的なダイエット・運動情報です。急激な体重増加や強い浮腫、息苦しさなどがある場合は医療機関へご相談ください。

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