STEP EXERCISE / HOME CARDIO

「踏み台昇降は何分やればいい?」
「ウォーキングの代わりになる?」
「台は高い方がダイエットにいい?」

踏み台昇降は、台への昇り降りを繰り返すシンプルな室内運動です。

天候に左右されにくく、ウォーキングへ出られない日でも自宅で身体を動かせるのが特徴です。

ただし、台を高くすれば高くするほど良い、長時間続けるほど良い、という運動ではありません。

台の高さやテンポを上げれば運動強度も高くなりやすいため、初心者は低い台・短い時間から始める方が取り入れやすくなります。

この記事では、踏み台昇降の運動強度(METs)、初心者向けのやり方、何分から始めるか、ダイエット目的での考え方、安全に行うための注意点まで解説します。

この記事の執筆・監修
執筆:パーソナルジムBREEZE 高槻店
トレーニング監修:
BREEZE高槻店 専門監修チーム

FIRST ANSWER

踏み台昇降は何分から?|初心者なら5〜10分でもOK


最初から20分・30分連続で行う必要はありません。

運動習慣が少ない方なら、まず5〜10分程度から始め、体力や脚の状態を確認しながら徐々に増やす方法があります。

「有酸素運動は20分以上やらないと意味がない」という考え方にこだわる必要もありません。

厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、個人差を踏まえて強度や量を調整し、まず今より少しでも多く身体を動かすことが示されています。

例えば、

  • 5分 × 1回
  • 5分 × 朝・夜
  • 10分 × 1回
  • 慣れたら15〜20分

というように、生活に合わせて増やして構いません。

METs

踏み台昇降の運動強度は?|台の高さで変わる

運動強度を表す指標の一つにMETs(メッツ)があります。

安静時を1METとして、その活動が安静時の何倍程度のエネルギーを必要とするかを示す指標です。

2024 Adult Compendium of Physical Activitiesでは、ステップ運動について次の数値が掲載されています。

活動運動強度
速歩
約5.7〜6.3km/h・平地
4.8 METs
ステップ運動
約10cmの台
5.5 METs
ステップ運動
約15〜20cmの台
7.3 METs
ステップ運動
約25〜30cmの台
9.0 METs
METsはあくまで運動強度の目安です。
実際の自宅での踏み台昇降は、台の高さ・テンポ・休憩時間・フォーム・本人の体力などによって強度が変わります。上表をそのまま全員の消費カロリーへ当てはめるものではありません。

つまり「踏み台昇降はウォーキングの必ず1.5倍」という説明にはしません。

条件によっては速歩より高い運動強度になりますが、低い台でゆっくり行う場合と、高い台を速いテンポで昇降する場合では負荷がかなり異なります。

HOW TO

初心者向け|踏み台昇降の基本的なやり方

STEP 01

安定した低めのステップ台を用意する

初心者は、まず低い高さから始める方が動きを覚えやすくなります。

市販のステップ台など、体重をかけることを想定して作られた安定した物を使用してください。

STEP 02

台の正面に立つ

台から離れすぎず、自分が自然に一歩で乗れる位置に立ちます。

足元に物がないか、床が滑らないかも確認します。

STEP 03

右足 → 左足の順に台へ乗る

片足だけ先に台へ乗せ、続いて反対側の足を乗せます。

足裏が台から大きくはみ出さないようにします。

STEP 04

右足 → 左足の順に床へ戻る

上がった時と同じ側から一歩ずつ降ります。

飛び降りる必要はありません。

STEP 05

先に上げる足を交代する

ずっと同じ足から上がり続けるのではなく、一定時間・回数ごとに左右を交代します。

FORM

踏み台昇降で意識したい5つのポイント

1.台を見ながら安全に乗る

「姿勢を良くするために絶対に正面だけを見る」と考える必要はありません。

慣れるまでは足元や台の位置を確認しながら、安全に昇り降りしてください。

2.足裏を台へしっかり乗せる

つま先だけで台へ乗ると不安定になりやすいため、足を台へ安全に置ける位置を確認します。

3.着地を強くしすぎない

床へ「ドン」と勢いよく降りる必要はありません。

自分で動きをコントロールできるテンポで行います。

4.最初から速いテンポにしない

音楽に合わせて速く動けば運動強度は上がりやすくなります。

しかし、スピードを上げて足を踏み外しては意味がありません。

まずは動作に慣れることを優先します。

5.先行する足を左右交代する

右足から上がる動作だけを長時間繰り返さず、左右を交代しながら行います。

STEP HEIGHT

踏み台の高さは何cmがいい?

全員に共通する「最適な高さ」はありません。

Compendiumでも、台が高くなるにつれて運動強度の数値が大きくなっています。

そのため、

「高い台ほどダイエット効果が高いから30cmでやろう」

とは考えないでください。

運動初心者なら、まず10cm程度など低めの台から動きを確認する方法があります。

慣れてから、

  • 時間を延ばす
  • テンポを少し上げる
  • 台を少し高くする

のいずれかを調整します。

時間・速さ・高さを一度に全部増やさない。
負荷を上げるときは一つずつ変える方が、自分に合う強度を確認しやすくなります。

HOW LONG?

ダイエット目的なら20分・30分やるべき?

脂肪を減らすために「踏み台昇降を必ず30分連続」という決まりはありません。

ダイエットでは、踏み台昇降1回の時間だけでなく、

  • 1週間全体の運動量
  • 日常の歩数・活動量
  • 筋力トレーニング
  • 食事
  • どのくらい継続できるか

を合わせて考えます。

最初は5〜10分でも、これまで運動していなかった方なら活動量を増やす一歩になります。

余裕が出てきたら、15分・20分と少しずつ延ばせば構いません。

有酸素運動の週全体の考え方については、

有酸素運動は何分?週150分の考え方

も参考にしてください。

CARDIO OR STRENGTH?

踏み台昇降は筋トレにもなる?

踏み台昇降では、身体を台の高さまで持ち上げるため、太ももやお尻、ふくらはぎなど下半身にも負荷がかかります。

その意味では、平地を歩くのとは異なる筋力が必要です。

ただし、

踏み台昇降だけで筋力トレーニングをすべて代用できるわけではありません。

筋力・筋肉量を高める目的なら、

  • スクワット
  • ヒップヒンジ
  • ランジ
  • 上半身のトレーニング

など、負荷を調整できる筋力トレーニングも組み合わせます。

厚生労働省の運動ガイドでも、成人には筋力トレーニングを週2〜3日行うことが推奨されています。

WALKING VS STEP

ウォーキングと踏み台昇降、どちらがいい?

どちらか一方が全員に優れているわけではありません。

ウォーキング
外へ出られる日は取り入れやすく、移動・買い物など日常生活にも組み込みやすい。
踏み台昇降
雨・暑さなどで外へ出にくい日でも室内で行いやすく、台の高さやテンポによって強度を変えられる。

例えば、

晴れの日はウォーキング、雨の日は踏み台昇降

という使い分けでも構いません。

低強度ウォーキングについては、

低強度トレーニング・LISSの記事

で詳しく解説しています。

HOME SAFETY

踏み台は「家にある適当な箱」で代用しない

踏み台昇降に使う台は、安全性と安定性を確認して選びましょう。

段ボール箱・収納ケース・不安定な椅子などは使用しないでください。

体重をかけたときに壊れる、滑る、倒れる可能性があります。

できれば、

  • 運動用として設計されたステップ台
  • 十分な耐荷重がある
  • 滑りにくい
  • ぐらつかない
  • 足を置ける面積が十分ある

ものを選びましょう。

階段を利用する場合も、周囲に障害物がなく、必要に応じて手すりを利用できる安全な環境で行います。

APARTMENT

マンションで踏み台昇降をするときの注意点

踏み台昇降はジャンプ運動ではありませんが、降りるたびに床へ荷重がかかります。

集合住宅では、床への振動や音が下の階へ伝わる場合があります。

音が気になる場合は、

  • 速すぎるテンポにしない
  • 飛び降りない
  • 着地をコントロールする
  • 運動する時間帯を考える
  • 安定性を損なわない範囲で床を保護する

などを意識しましょう。

マットを使用する場合も、台自体がぐらついたり滑ったりしないことを確認してください。

COMMON MISTAKES

踏み台昇降でよくある5つの勘違い

① 30分以上やらないと意味がない
短時間でも身体活動量を増やすことには意味があります。初心者は5〜10分からでも構いません。
② 台が高いほど効果的
台が高くなるほど運動強度も高くなりやすいため、自分の体力に合わせる必要があります。
③ ウォーキングより必ず1.5倍きつい
台の高さ・テンポ・歩く速さなど条件によって変わります。
④ 踏み台昇降だけで筋トレも十分
下半身は使いますが、筋力向上を目的とするなら別の筋力トレーニングも組み合わせます。
⑤ 汗をたくさんかけば脂肪もたくさん落ちる
汗の量だけで体脂肪の減少量を判断することはできません。

PAIN

膝・股関節・腰に痛みがある場合はどうする?

踏み台昇降では、平地歩行とは違って段差を上がる動作が繰り返されます。

そのため、膝・股関節・足首などに不安がある方は無理をしないでください。

痛みを我慢して「運動だから仕方ない」と続けないでください。

台を低くしても痛みが出る、歩行自体にも痛みがある、腫れや強い違和感がある場合は一度運動を中止してください。

治療中の疾患や外傷があり、医療機関から運動について指示を受けている方は、その指示を優先してください。

PARENT GUIDE

踏み台昇降以外にも雨の日にできる運動はある

雨の日の運動は、踏み台昇降だけではありません。

自宅では、

  • その場足踏み
  • 椅子スクワット
  • 壁プッシュアップ
  • ヒップリフト
  • ストレッチ

なども行えます。

「今日は踏み台昇降をする」「今日は筋トレをする」と、体調や気分によって選んでも構いません。

雨の日の室内運動全体については、

雨の日に家でできる運動6選

をご覧ください。

BREEZE TAKATSUKI

家トレとパーソナルジムを組み合わせてもOK

毎日の運動をすべてパーソナルジムで行う必要はありません。

自宅ではウォーキングや踏み台昇降を行い、ジムではフォームを確認しながら筋力トレーニングを行う方法もあります。

パーソナルジムBREEZE 高槻店は、JR高槻駅・阪急高槻市駅から徒歩3分の女性専用パーソナルジムです。

30分マンツーマントレーニングの通い放題を中心に、60分・90分にも対応しています。

各プランには食事管理も含まれています。

専門学校で人体構造とトレーニングを学んだ有資格者が在籍し、身体ケアについては医療系国家資格者による監修体制を整えています。

FAQ

踏み台昇降についてよくある質問

踏み台昇降は何分やればいいですか?
全員共通の時間はありません。運動初心者なら5〜10分程度から始め、余裕があれば15分・20分と少しずつ延ばす方法があります。最初から30分連続で行う必要はありません。
踏み台の高さは何cmがおすすめですか?
体力や運動経験によって異なります。初心者なら10cm程度など低い台から始め、動作を安全に行えることを確認してから調整する方法があります。高いほど良いわけではありません。
踏み台昇降はウォーキングより運動強度が高いですか?
条件によります。2024 Adult Compendiumでは速歩が4.8METs、約10cmのステップ運動が5.5METs、約15〜20cmでは7.3METsとされています。ただし実際の強度は台の高さ・テンポ・休憩・個人の体力などで変わります。
踏み台昇降はダイエットに役立ちますか?
身体活動量やエネルギー消費を増やす運動の一つとして取り入れられます。ただし体脂肪の変化は食事や週全体の運動量などにも左右されるため、踏み台昇降だけで考えないことが大切です。
踏み台昇降だけで筋トレもできますか?
下半身の筋肉は使いますが、筋力・筋肉量の向上を目的とするならスクワットなどの筋力トレーニングも組み合わせる方法があります。
毎日やってもいいですか?
必ず毎日行う必要はありません。脚の疲労や筋肉痛、他の運動とのバランスを確認しながら頻度を調整してください。
家にある箱を踏み台にしてもいいですか?
段ボール箱や収納ケースなど、本来人が乗るために作られていない物は避けてください。破損・転倒・滑りの原因になります。十分な耐荷重と安定性のあるステップ台を使用してください。

参考情報


2024 Adult Compendium of Physical Activities「Conditioning Exercise」


2024 Adult Compendium of Physical Activities「Walking」


厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」

※本記事は健康な成人を中心とした一般的な運動情報です。METsは活動強度の目安であり、実際のエネルギー消費量や身体への負荷には個人差があります。痛みや治療中の疾患がある方は、医療専門職の指示を優先してください。

FREE COUNSELING

料金・利用条件は料金・プランページでご確認ください。

「家トレだけでいい?筋トレも必要?」という相談からでもOK。

運動は一つの方法だけに絞る必要はありません。

現在の体力・生活・目標に合わせて、自宅でできる運動とパーソナルトレーニングを無理なく組み合わせましょう。

パーソナルジムBREEZE 高槻店

JR高槻駅・阪急高槻市駅から徒歩3分
女性専用・完全予約制

30分マンツーマン通い放題・食事管理込み

TEL:072-669-8992
平日・祝日 10:00〜22:00
土日 10:00〜19:00
定休日なし

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